ずっと供養出来ずにいた我が子

ずっと供養出来ずにいた我が子

おはようございます

水子供養されておられる方から

お葉書を頂戴をしました


夫婦二人共に

色々な思いを抱えながら

ここまで供養を

出来ずにいましたのが

新年を迎え

供養させて頂き

気持ち新たにする事が

出来ました事を

深く感謝致します

不安もありましたが

当日は安心をして

執り行う事が出来ました

また素敵な戒名を

授けて頂き

有難うございました

二人で前を向いて

歩んで行こうと思います

またお伺いする際には

宜しくお願いを致します

寒い日が続きますので

本寿院の皆様も

体にはご自愛下さい

有難うございました

目次

長年我が子の遺骨を持ち己を責め続けた

悲しいかなご夫婦の間に

授かった我が子を

この世で産んであげる事が出来無かった

辛くて辛くて悲しくて

先日の方は実に五十年間

我が子の遺骨を

こんな小さなモノにですね

常に肌身離さず

ずっと持って自分を責め続けたという

おばあちゃんがお越しになられました

私は供養というものは

仏様にお預けをすると言う事だと思います

今回はまぁ

50年という事で

色々お話をさせて頂きました

紹介致しましたお葉書の方とは違う方なんですがね

そしてこの機会に

仏様にお任せしましょうねって

おばあちゃんが

これから先

その子をずっと

供養する事も出来ません

そうすると無縁仏に

なってしまいますね

だから仏様に

お任せをしましょう

そしてきっと

仏様の下から

我が子は見守っていて

下さいますよと

お話をさせて

頂きましたら

おばあちゃんは涙

ボロボロボロボロと流しながら

本当に深く深く

頭を下げて

仏様にお祈りをして

居られました

生まれるという事の尊さ

どうする事も

出来無いです

自分が産みたくても

望み通り産めるものでは無いですね

授かってそして

それが色んな色んな要因があって

そしてやっと

私達の様に

こうして生まれる事が

出来るんです

でも沢山の

生まれる事は出来無かった

命があるのも

これもその通りだと思います

そんな悲しみの中で

心を込めて御供養させて頂きました

どうぞ

又ご夫婦で

お参りになって下さい

お待ちしております

有難う御座いました

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この記事を書いた人

本寿院住職 三浦 尊明
比叡山高校卒業  大正大学仏教学部卒業 
平成8年 円宗院 
平成14年 本寿院住職となり現在に至る。
読売文化センター講師
NHKカルチャー講師
NPO法人かけこみ相談センター理事長
NPO法人日本投扇興保存振興会理事長

◆つちぼとけ(陶芸で仏像を造る)を通じた仏教活動を全国各地で開催している。

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