水子供養我が子を救いに駆け付けて下さるお地蔵さま

水子供養我が子を救いに駆け付けて下さるお地蔵さま

おはようございます本寿院の住職でございます

水子供養をされた方からお葉書を頂戴を致しました

水子供養をして頂き長年月の間

心に残っていたことが少し和らぎました

供養をして頂いたので

やっとあの世に旅立てたような気がしております

お数珠を毎日お守りにしております

有難うございました

宜しくお願い致します

目次

地蔵和讃が教える水子さんとお地蔵さんの歌

よくお参り下さいました

そうなんですね

水子供養の方はずっと心に秘めながら

どうしたらいいんだろう? 何をしてやればいいんだろうか?

私共では「つちぼとけ」陶芸で仏様を作っております

特にはお地蔵様を作っておりますね

お地蔵様に

よく水子供養のお寺とかに行きますと

水子さんのお地蔵様をこう作って奉納するという

そうするとなんだか

その水子地蔵が我が子に変わるような

そんな思いの方があるんですね

これ私いつもお話をするんですが

お地蔵様は

決してそこに水子さんの魂が宿るわけではないんですね

水子さんが

死出の旅路に出てそして真暗闇の中にいる

ところが

お地蔵様が駆けつけて救いに行って下さる

賽の河原には

そこに子供たちが泣き叫んでいる

そこにお地蔵様が現れ

これからはわしのことを父と思え母と思え

わしは六道能化の地蔵菩薩である

そなたは私が

ご両親に代わって導き給うぞと

そんな「地蔵和讃」という昔からの歌がございます

空也上人が説かれたと言われるんですけれども

お地蔵様が迷っている我が子を導き

そして極楽の苦しみのない仏様の世界に連れて行って下さる

だからあの赤いよだれかけというのは

あれは汚れたら変えるのではないんですね

お母様の肌着であれを作るんですね

まだ目も見えない我が子が

どうかお地蔵様と巡り会いますように

そのお母様の匂いでもって

我が子とお地蔵様が巡り逢いますようにちょっと悲しいそんなお話があります

仏様の元から親の幸せを祈っている我が子

私は水子供養の仕方というのはいろんな方法があります

お経を唱えること

また写経をする

仏様を作る

いろんな形はありますけれども

全ての私たちの思いを仏様に託してどうか仏様私の子供を

よろしくお願いをしますねと仏様に託した時に

私はもう

我が子は何の心配もすることもない

お母様もずっと心に秘めておられました

けれども

いや仏様の元で楽しく暮らしているんだと思って

そして仏様の元から我が子はお母様の幸せを祈っていて下さるんだ

そんな風に思って頂ければ

私はこれは水子供養というものが

それが今度は私たちを守って下さる感謝の法要になるんですね

こうして命の大切さを知ることができました

我が子の代わりにお母様お父様が幸せに歩むこと

お念珠が繋ぐ我が子との絆

今ございましたお念珠ですね

私どものお寺では

毎年このお念珠を差し上げております

毎年色が変わってまいりますですからお参りになった方には

皆さんに差し上げております

またお参り頂いて1年経ったらまたその年の色がございますから

その新しいお念珠を交換されて

いつも何だか我が子と心が繋がっている通じ合っている

そして私たちのことを幸せを祈っていて下さる

私も我が子の幸せを祈る

それが合掌の姿であるかと思います

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この記事を書いた人

本寿院住職 三浦 尊明
比叡山高校卒業  大正大学仏教学部卒業 
平成8年 円宗院 
平成14年 本寿院住職となり現在に至る。
読売文化センター講師
NHKカルチャー講師
NPO法人かけこみ相談センター理事長
NPO法人日本投扇興保存振興会理事長

◆つちぼとけ(陶芸で仏像を造る)を通じた仏教活動を全国各地で開催している。

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