Q.はじめてご相談させていただきます。恥ずかしながら私は過去2回の中絶をしてしまいました。
2回とも好きになってはいけない家庭をもった男性との間に出来た為に、親にも友人にもだれにも相談することが出来ずに内緒にしておりました。
このところ交通事故に遭ったり、悪いことばかりが続くために「霊能者」といわれる人に鑑定をしていただいたところ「2霊の水子が成仏できずにさまよっている。」
と指摘されました。
2霊の水子がいることは誰にも話していないにもかかわらず、その霊能者がピタリと当てたことに驚き、言われるままに1霊の供養料につき25万円とお礼として3万円あわせて53万円を支払いました。
それで終わったと考えていましたが、まだ成仏できていないからお参りにくるようにと再三にわたって連絡があり、いくたびに3万円のお経料を請求されます。
これがいつまでの続くのかと思うとゾッとし、いまでは早く縁を切りたいと考えていますが、最初の鑑定の時に私の住所や仕事先、両親の住所まで申込用紙に記入してしまっているため、秘密にしていた水子供養のことがばれてしまうかもしれないと心配しています。
こんな事、誰にも相談することが出来ず困っていたところ、ホームページを拝見しました。
勝手な相談で申し訳ございません。
A:最近よくこのような相談を受けますが、水子供養を申し込まれる方々の多くが「秘密にしたい」といった事を望まれることから、その心理を逆さにとった悪質なケースが報告されています。
私が聞いた範囲では、1日1000円で1000日間供養をしてやるから100万円の供養料を請求されたとかいったことがあったそうです。
おかしいと思ったら、勇気を出して警察に被害届けを出されると良いでしょう。いままで支払ったお金を返していただきたいとお考えであれば、やはり弁護士に相談し和解にもっていくか、裁判で決着をつけるしかないでしょう。
しかし、この場合、秘密にしたいということから被害届を出せず、被害者は泣き寝入りといったケースが多いことも事実であると思います。又、相手もそれを見越して泣き寝入りできる金額を想定しているはずとも考えられます。
弁護士もしくは信頼できる第3者に縁を切りたい旨を申し入れ、水子供養のことを一切口外しないことを確約(念書がとれればよいのですが・・・)させることが一番でしょう。
私は、このようなケースの専門家ではありませんが、弁護士の方であれば同じ様なケースで解決された事例があるのではないかと思います。(当方でも調べておきます)
しかし、だれかが法律的に訴えをおこさなければ、今後同じケースの被害者がでてくる事になるのではないでしょうか。
たたるということに関して。 著書より
ところで、この水子供養を多くの人が「たたる」という感覚で受けとめ、恐ろしいことのように感じているのは遺憾である。
因果関係からみれば「たたる」ということに似た現象が起きることも時々あるが、「たたる」から「たたらない」からということで供養するものではない。
水子供養は親の愛情から親の当然の役目として義務として、心から行うものである。
そして子を思う親の心が良い結果を生むのであり、またその心が今生きている子供にも、日常の生活にも、夫婦の間の心にも影響し良くなるのである。とにかく先に述べた宿命に当たるものであるから気付いた時には、直ちに正常化しておきたいものである。
たとえ子の命といえども親が所有することはできないのである。
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