【水子供養】一番の供養とは我が子の分まで幸せに生きる事

祈りの地蔵

水子供養に関する深い思いと信念について

ご両親が幸せに生きることが、亡くなった子どもの供養として最も重要であります。

水子供養を受けた方からの感謝の言葉で、その中で明るく前向きに生きることが供養であります。

過去には間引きや出生前の問題が多くの家庭に影響を与えていましたが、親が持つ辛い気持ちを忘れることが供養ではありません。

全ての命は大切であり、亡くなった子どもへの供養は、戒名を授け位牌を作ることと同じ命です

我が子を仏様に託す 

また、子どもを仏様に託すことが真の供養であり、そのことで子どもが楽な世界に導かれることを信じています。

実際に水子供養に赤ちゃんを連れていくことを勧めており、亡くなった子どもがその生まれた兄弟の幸せを祈っていると考えています。

供養は感謝の気持ちを持つことであり、「有難う」という気持ちが本当の供養へとつながります。

親が子供の分まで幸せに生きることが、最も大切な供養だと当院では考えております。

あの世保育園

動画全文

我が子の分までご両親が幸せになる事が
一番の御供養でございます
おはようございます

本寿院の三休でございます
水子供養をされた方から
お礼のお葉書を頂戴を致しました

ご住職様に一番の供養は
これから明るく楽しく幸せに
生きて行く事ですよ
とのお言葉を頂き
とても前向きで明るい気持ちになりました

その言葉を胸に
幸せに生きていこうと思います
有難うございました
有難うございました

よく参り下さいました
辛い事だったと思います
様々な事情があって
我が子を産んでやる事が出来無かった
その辛い思いというものは
殆どの方がそのような思いを
されておられるんですね

只 中にはですね
忘れる事が供養だという方があるんですね
私はそれは全く違う事だと思っております

忘れる例えば私が
水子の立場だったらどうでしょうか
親が忘れてくれて
幸せな気持ちでいるでしょうか
私という存在が無かった者にされて
それで喜ぶでしょうか
昔はこんな事が沢山ありました
間引きをするという事です
それの理由は生活に困って仕方が無く

そのような形をとった
それは小さな子は中々これから
育てて行く事も出来無い 栄養も無いですから
7歳迄は子供は神の子なんだ
だから供養はしなくても良いという
そのような考え方も
過去昔にはございました でも
今多くの場合は勿論

色んなケースはありますけれども
人工中絶という事で考えると
親の意思判断によって
その中絶という事になりました
また流産 死産という場合でも
親が守ってやれなかったという
親の辛い気持ち

じゃあこれを忘れる事が出来るんだろうか
忘れる事が供養なんだろうか
私は全く違います

一つの命なんですね
私達と同じ”一つの命”なんです
この悲しいかな生まれる事が出来無かった
この命を供養をするという事は 私は
我々と同じように人が亡くなると
戒名を授けをし
位牌を作り
そして皆んながそこに手を合わすんです

四十九日 百箇日 一周忌 三回忌と皆んなが
そこに手を合わせていく訳なんですね
それと同じだと思うんです
だからまず我が子を
仏弟子として仏様に託す事が
私は供養だと強く思います
そして仏様に託せば もう大丈夫なんです
仏様が必ず救って下さる
仏様がちゃんと救って下さいます
そして苦しみも無い

極めて楽な
極楽のお浄土と言われるような
そんな仏様の世界に我が子は導かれて
仏様のもとから祈っていて
それは何を祈っているのか
私達が一生懸命
我が子の供養を願う
その心が通じた時に
あぁ お父さんお母さんが
私の事を思っていて下さる
私もお父さんお母さんの幸せを
祈って下さるんですね

これはこれから生まれるかもしれない
それは兄弟になるんですね
よく水子供養に
赤ちゃんを連れて行っちゃダメですか
というような問い合わせをよく受けます
いやいや反対ですよ
どうぞ赤ちゃん連れてお参りになって下さい

きっときっと水子さんは
焼き餅を焼く反対ですよ
喜んで下さいますよ
きっと仏様のもとから兄弟の幸せを

心から祈っていてくれますよ
だから赤ちゃん連れて
お参りになって下さい
又お父さんお母さんも
その思いが通じた時に
私は本当の意味で
供養というものがなるのではないかと思います

そしてこの供養というものが どうか
我が子が幸せになりますようにと
最初は祈る形になるかもしれません
でも繰り返していくと
「有難うね」って
いつも私達を支えてくれて
陰ながら私達を支えてくれて
お陰さんという言葉がありますように
私達はご先祖様を始め

水子さんが陰ながら
応援して居て下さるんだ
だからそこにはどうか
幸せになって下さいという事ばかりでは無く
いつも見守って居て有難うね
感謝の手を合わす事が出来る
その感謝の思いが我が子との私達の
感謝の思いが一つになった時に

私は本当の
水子供養が出来ると思っております
そうした時に
お父さんお母さんが明るく幸せに
我が子の分迄歩む事が
一番の御供養になるんですね
有難うございました
又どうぞお参り下さい

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この記事を書いた人

本寿院住職 三浦 尊明
比叡山高校卒業  大正大学仏教学部卒業 
平成8年 円宗院 
平成14年 本寿院住職となり現在に至る。
読売文化センター講師
NHKカルチャー講師
NPO法人かけこみ相談センター理事長
NPO法人日本投扇興保存振興会理事長

◆つちぼとけ(陶芸で仏像を造る)を通じた仏教活動を全国各地で開催している。